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【シャンプー特集】

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[出典:http://weheartit.com/]

今、巷では多くの種類のシャンプーが出ておりますが、値段もそれぞれですし、何がいいんだが、なんでこの値段なのか、自分の髪質に合うのはどれだろう?そんな疑問にちょっとでもお役に立てればいいかなと思ってます。

まず、シャンプーの決めては『界面活性剤』のみ!

うちでも、現在開発中ですが、細かい成分はおいておいてまず、この界面活性剤の行く先でシャンプーの行く先が決まります。

①洗浄力の高さ=ここで肌質によって合う合わないが出てきます

※洗浄力が高いと頭皮がすっきりし、洗った感が強まります(実際に洗えてます)ただ、肌が弱い人や、洗いすぎにより本来、自身が持つ皮脂膜の力を奪ってしまうと自己再生力が弱まってしまうので、それぞれに合った洗浄力がポイントになります。

②天然素材(オーガニック)かどうか?
③コスパ
④髪自体のきしみ(コンディショナーとコンビになりますが)

 

この4つが大きなポイントになります。それを踏まえた上で界面活性剤の種類をご紹介します。

その前に伝え忘れておりました。まず、界面活性剤が何者かというとこですよね。界面活性剤は現在社会においてはなくてはならないものになりました。みなさんの身近なものですと台所でつかう洗剤が一番いい例ですね。洗剤においては色々な汚れの種類がありますその為、水性成分(イメージ水だと思ってください)と油性成分(油だと思ってください)両方を使用しなければなりません。ただ、水と油は御存じのとおり混ざりませんよね。そこで出番が界面活性剤。ボンドみたいに水と油をくっつけてくれます(洗剤では洗浄能力としての意味もあります)。ですから、今の世の中にはなくてはならないものになりました。もう一つの能力が洗浄成分です。シャンプーとして界面活性剤が入れられているのはこの洗浄成分として入っております。

話を戻してここからが大きく分けて5つになった界面活性剤です。

 

◆高級アルコール系界面活性剤

◆アミノ酸系界面活性剤

◆ベタイン系界面活性剤(両イオン性界面活性剤)

◆ノニオン界面活性剤(非イオン性界面活性剤)

◆天然界面活性剤

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[出典:http://weheartit.com/]

では上から解析していきましょう!

【高級アルコール系界面活性剤】

×基本ドラックストア―で販売されている安いシャンプーに多く使用されている(だいたい数百円~千円くらい)

▽洗浄力が高い(賛否でいうと否の方が多い所ですが、個人的には賛否つかないので▽にします)

■ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Na

【アミノ酸系界面活性剤】

髪の90%はケラチンというタンパク質からできています。また、ケラチンというタンパク質は18種類のアミノ酸で構成されています。

◎洗浄力がマイルド、髪の構成物質であるアミノ酸でできているため優しい

×コスト感が高めである(だいたい千いくら~3.4千円くらい)

■ココイルグルタミン酸・ココイルアラニン

グルタミン酸はケラチンの約13.7%、アラニンは2.8%を占めるアミノ酸。

グルタミン酸には、他のアミノ酸の合成を助ける働きや髪のダメージ部分に吸着しコンディショニング効果を高める働き、またアラニンにはキューティクルが開かないようにする働き、頭皮のバリア機能を高める働きがあります。

ちなみに「ココイル」とは「ヤシ油から抽出した脂肪酸を用いている」という意味で、ココイルグルタミン酸の場合、ヤシ油から抽出した脂肪酸とグルタミン酸を原料にして作られた界面活性剤ということになります。

【ベタイン系界面活性剤(両イオン性界面活性剤)】

個人的にはコスパ、洗浄力ともに一番すぐれていると思っております。うちもべタインベースでのシャンプー開発で試作をしておりましたが、このべタイン系が植物成分100%のものが見つからなかったのでうちはあきらめました。(オーガニックコスメブランドですので)ただ、そこまでこだわらない方には一番良いと思っております。

○洗浄力がマイルド

◎コスパが良い(千円ちょっと~2千円代くらい)

■ラウラミドプロピルベタイン、コカミドプロピルベタイン

成分名に「ベタイン」がついたものは、ベタイン系界面活性剤と呼ばれています。

別名 両イオン性界面活性剤とも呼ばれていて、その名の通り水に溶けると陰イオンにも陽イオンにもなる性質を持っています。

水がアルカリ性の場合は陰イオンに、酸性の場合は陽イオンになることで、水中の酸やアルカリを中和し、この作用により他の界面活性剤の洗浄力を低下させないようにする働きが期待できます。

そのため単独で配合されることはほとんどなく、他の界面活性剤の洗浄力を落とさないための補助剤として使用されることが多い界面活性剤です。

最近ではラウリルヒドロキシスルタイン、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタインなど、スルタイン系の両イオン性界面活性剤も見られるようになりました。(性質は、ベタイン系界面活性剤とほとんど同じです。)

 

【ノニオン界面活性剤(非イオン性界面活性剤)】

一番見分けがつきづらい

○種類が多くないのでコメントスルーします。

■コミカドDEA 成分名の最後に「EA(エタノールアミンの略)」が付き

また、界面活性作用のある配糖体(糖を元にして作られた物質)を加えて、泡立ちを良くしている製品もありますが、これもノニオン界面活性剤に分類されます。

【天然界面活性剤】

■レシチン、サポニン

レシチンは卵黄に、サポニンは人参やヘチマやお茶に含まれている成分です。

天然由来の成分なので、比較的頭皮への刺激も弱く、これらの界面活性剤が配合されているシャンプーはマイルドな洗い心地となっています。

※あとは石ケン基ソと呼ばれるもの、オリーブオイルを主原料とし、カリウムもしくはナトリュウムと配合されて作成されます。それぞれで液体にするか、固体にするかがきまります。

このあたりはまた次回ででも

 

以上のように様々な種類のシャンプーがあります。それぞれによって良さ悪さがありますのでご自身に合った商品を選んでいただければと思います。

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