「アイクリーム・セラム vs アイシート」どっちが本当に効く？

06/13/2025

「アイクリーム・セラム vs アイシート」どっちが本当に効く？データで徹底比較｜液体タイプ・通常シート・ウォータースキンシート

■ はじめに

目元ケアの主役であるアイクリーム・セラム（液体タイプ）とアイシート（シートマスク）。
最近は“肌と一体化する”ウォータースキンシートなど新ジャンルも登場し、「どれを選べばいいの？」と悩む人も多いはずです。
本記事では最新エビデンスや研究データをもとに、それぞれの効果や違いを数字で徹底比較します。

■1. 液体タイプ（アイクリーム・セラム・化粧水）の特徴とエビデンス

● 即効性と手軽さ

肌にのせた直後にうるおいを実感しやすい
朝・夜のケアに手軽に使えるのが最大のメリット

● 乾燥による効果の減退

保湿効果は塗布直後がピーク（15分で水分量最大20％増加）
その後は水分が急速に蒸発し、30分後には約40%が失われる（残留率60%）
外部環境（空調・湿度）によりさらに乾燥が進みやすい

● 保湿成分の限界

ヒアルロン酸やグリセリンも「単体使用」では保持力が限定的
効果を持続させるには**乳液やクリームで“フタ”**をするのが必須

【主なエビデンス】

熱量計測データ：塗布後60分で50%以上水分が減少
資生堂研究：ベシクル化技術で成分浸透量1.5倍UPだが、乾燥速度は従来通り

■2. アイシート（シートマスク）の特徴とエビデンス

● 保湿・成分浸透

シートが肌に密着し、オクルーシブ（閉塞）効果で水分や成分の蒸発を防ぐ
15分の使用で角層水分量最大40％アップのエビデンス
液体タイプと比較して、成分の「角層への移行量が2倍以上」に

● 持続効果の理由

シートが外部環境を遮断→肌に成分がとどまりやすい
推奨使用時間は15～20分。超過は乾燥や刺激リスク

【主なエビデンス】

シート使用後20分経過でも、水分保持率30％以上を維持

■3. “肌と一体化する”ウォータースキンシート(シートタイプ：新ジャンル）

近年、通常シートの保湿持続時間やフィット感をさらに進化させた
「肌と一体化する」ウォータースキンシートという新しいアイシートも登場しています。

● ウォータースキンシートの特徴

特殊構造による高密着設計で、肌と一体化したかのような使用感
8時間以上の連続着用が可能で、夜間や長時間の“ながらケア”に適する
長時間でも水分蒸発・成分流出が最小限で、保湿・浸透の持続性が圧倒的

■4. 比較表｜液体タイプ vs 通常シート vs ウォータースキンシート

項目	液体タイプ	通常シート（15～20分）	ウォータースキンシート（8時間）
即効性	◎（塗布直後）	△（やや遅い／徐々に浸透）	△（やや遅い／長時間浸透）
保湿持続性	△（短い／すぐ乾く）	○（15分で最大40％増加）	◎（8時間後も高水準保持）
成分浸透性	一時的	長時間・2倍浸透	超長時間・均一浸透
乾燥リスク	高い	やや高い（長時間で上昇）	最小限（バリア効果で乾燥を抑制）
推奨使用時間	制限なし	15～20分	8時間以上も可能
手軽さ	◎	○（貼り付け手間あり）	○（貼り付け手間・夜間使用も可）

■【明快なまとめ｜数字が証明する結論】

● アイケアの「保湿・浸透性」は何で決まる？

液体タイプは塗布後15分で水分量最大20％増加、しかし30分で40％が蒸発し、保湿効果はごく短時間しか続かない。
通常シートは15分で角層水分量40％増加、成分浸透量は液体タイプの2倍以上。数字の上でも液体タイプを圧倒。
さらにウォータースキンシートは8時間以上高い水分保持率をキープし、保湿・成分浸透の持続性で“圧倒的な差”を示している。

■ 結論｜数字で見る本当のおすすめ

保湿効果で比較した場合、シートタイプは液体タイプの2倍以上のパフォーマンス
- 「一時的なうるおい」ではなく「実感できる、持続的なうるおい」を求めるならシートが優位
“肌と一体化する”ウォータースキンシートは、通常シートよりさらに長時間保湿と浸透が可能
- 「たった15分で終わらない」「8時間経っても水分保持が高い」唯一のアイケア