肌の健康な状態:バリア機能(皮脂膜)がしっかり働き、内側(角質層)に十分な水分量が蓄えられていること。
脂性肌の状態:健康な状態から、何からの状況で、毛穴の内部にある皮脂腺から過剰に皮脂が分泌してしている状態です。
【原因として】
●外部からの刺激
最近はマスクを常にしている状態で、おしゃべりなどすると、肌とマスクがこすれて刺激となり皮脂腺から過剰に皮脂が分泌されてニキビを引き起こしたり、脂性になったりするケースが増えております。
●誤ったスキンケアをしている
強すぎる洗顔、クレンジング等で、皮脂自体を過剰に喪失してしまうと、自己防衛の一環から皮脂腺から皮脂が過剰に分泌される。皮脂はある一定量は、必ず必要なものであるので、べたべたするといって一概に洗浄力が強いものを使用することは逆効果であります。
●年齢によるもの
年齢により、毛穴が開いた状態になってしまっている。毛穴が閉じていれば、そこで止めることができるがそれができない状態になってしまっている。
●ホルモン
皮脂の分泌を促しているものとして、男性ホルモンの1種であるテストステロンやステロイドの一種であるアンドロゲンと言われている。このホルモンが生活習慣、ストレス、遺伝により過剰分泌を促している。
思春期に、オイリー肌や、ニキビで悩んだ方は、30代後半~40代にかけても分泌が増えるので気を付けたほうが良い。
【改善対策】
①インナーケア
栄養バランスが悪い食生活、不規則な生活習慣からホルモンバランスが乱れているので、まずは、偏った食事から、野菜を中心としてバランスの取れた食事に切り替えましょう。
ホルモンバランスの乱れ:睡眠不足、アルコール、たばこ、ストレス→できるだけ改善していきましょう。
②スキンケア(アウターケア)
強すぎる洗浄力の洗顔(普通の石鹸など)やクレンジング(ドラックストアの安いもの)の使用法を控える。
必要以上に、テカリが気になって何度も洗ってしまう。洗顔はできるだけ夜洗顔のみにいたしましょう。朝はぬるま湯や、水のみにいたしましょう。ベタつきが気になる方は、化粧水を多めにしっかりとつけると軽減されます。
③ライフケア
ストレス軽減として、新陳代謝を促す、成長ホルモンがあります。深い眠りのノンレム状態になると分泌されるので、しっかりと睡眠状態も大切です。