■乾燥肌

肌の健康な状態:バリア機能(皮脂膜)がしっかり働き、内側(角質層)に十分な水分量が蓄えられていること。

乾燥肌の状態:健康な状態から、何からの状況で、バリア機能が低下していくと、肌の保湿機能が低下していき、肌が乾燥した状況が発生します。触るとかさかさした肌で、目元や、口元はしわっぽくなります。さらに進むと、白く粉をふいたり、ヒリヒリした感覚、あかみ、かゆみも伴って参ります。

【原因として】
●誤ったスキンケアをしている

クレンジングや洗顔料を使用する際に、洗浄力の高すぎるものを使ってしまっている。洗浄力が高いといことは悪いことではありません。清潔を保つ意味では素晴らしいことです。ただし、あまり強いものを使ったり、使い続けると、肌の透明なバリアともいわれる、皮脂膜を壊してしまう必要以上に壊してしまい、肌を傷つけてしまっております。
逆に、少量すぎてしまうと、直接肌を傷つけることになり、摩擦が生じて、角質層が傷つけれることになります。お風呂あがりに顔をタオルでゴシゴシしすぎるのも同様になので、注意してください。
こういったことを繰り返していくと、バリア機能が低下して、乾燥肌になってきます。

●体内水分量不足

肌の代謝がターンオーバーと呼ばれ、20代前半だと平均的に、28日間といわれております。これは、古い細胞が、新しい細胞に、生まれわかっていく代謝の仕組みです。
このターンオーバーが正しく、整っていくと、肌のバリア機能も維持され、肌の状態が良いものに保たれます。
しかし、激しい運動や、猛暑により、汗が多く発散されると体外に大量に水分がでてしまい、逆に体内では、水分が少なくなるので、血液粘度が高まり、血流が悪くなり、血行不良を起こしやすくなります。代謝も落ちていきますので、当然ターンオーバーも乱れ、バリア機能が弱まるので、肌から水分が蒸発していくのも止められず、乾燥肌になっていきます。

●ストレスと睡眠不足

ストレスと、睡眠不足で自律神経が乱れていきます。そこからターンオーバーの乱れが生じて、乾燥肌を引き起こしていきます。

●食生活の栄養不足

肌の主成分となるのが、たんぱく質です。また、健康に保つのがビタミンA,新陳代謝を促すのがビタミンB2,B6、バリア機能を保つのが必須脂肪酸などです。
ダイエットなどの過度な、栄養素の偏りや、不足が、乾燥肌を招くことがあります。

●年齢によるもの

肌に状態が一番良い状態が25歳これを境に、徐々に、必要な機能が減退し始めたり、蓄える力がなくなってきます。それが原因で、乾燥肌になってしまうことがございます。
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【改善対策】

①インナーケア

『水分補給』こまめな水分摂取がとても大切です。ポイントは、のどが渇く前に接取することです。のどが渇きを覚えるころには、体はすでに水分不足に陥っているため、肌のうるおいも失われつつあります。少量ずつこまめに水分摂取しましょう。コーヒー、紅茶など、カフェインを含んだ飲み物は、利尿作用があるので、かえって体外に水分排出してしまうので、乾燥を促進してしまいます。気分転換には良いですが、取りすぎには気を付けましょう。
おすすめは、水(白湯)、ハーブティ(ビタミンがはいったものが◎)フレッシュジュース
あとは、季節によっても気を付けましょう。特に冬は代謝も悪くなりがちなので、白湯やショウガ湯など、体をあたためるものを選ぶようにしたほうが好ましいです。

栄養補給によって、健康な肌づくりを促すことも重要です。肌の原料となるタンパク質をはじめ、肌の新陳代謝を促し、健やかな肌へと導いくビタミンB2やB6、ビタミンA、ビタミンCを積極的にとりましょう。タンパク質は肉、魚、大豆など、ビタミン類はニンジンや小松菜などの緑黄色野菜、ビタミンCはキウイやイチゴなどのフルーツに豊富に含まれます。

肌の潤いを保つには、肌の表面を皮脂でガードする皮脂膜の生成が欠かせません。皮脂のもととなる必須脂肪酸を含む、亜麻仁油やエゴマ油など、良質な油を適度に摂取しましょう。
これは、極度な炭水化物を取らないダイエットなどでの弊害となる、ひざや関節などの故障やひづみなどにも効果的でありますので、できるだけ、熱にはあてずに、生のものでとれるものは、ドレッシングや、お料理の仕上げにかけるだけでも効果的なので、おためしいただければと思います。

②スキンケア(アウターケア)

肌の基礎なるのが、角質と皮脂膜です。これを正常に保つために、一番大切なのが、『洗う』です。クレンジングと洗顔は毎日のことなので、しっかり選びましょう。
洗顔を選ぶ基準としては、低刺激。できなれば自然由来ものもがよいでしょうか。石鹸で体と一緒に洗われるかたもいらっしゃいますが是非やめたほうがよいです。洗浄力が高すぎるので、皮脂膜もすぐになくなってしまいます。ただし、石鹸のなかでも、オリーブオイル100%でできているものも、最近は多くなってきているので、それは刺激も弱く、しっかりと汚れも落としてくるのでお勧めです。あとは、フォームのタイプなどは、仕様がそれぞれ違うので、口コミなどを参考にするのもよいでしょう。
クレンジングは、最近はミルクタイプが流行っておりますが、ご自身のメイクによってそこは変えていきましょう。石鹸オフできるタイプのファンデーションはミルクで十分ですが、デパコス系のアイメイクなど、カラーを載せている場合はミルクでは落ちないので、オイルタイプを選びましょう。昔のオイルタイプは、石油由来の高刺激タイプでしたので、マツエクがとれるということもございましたが、今はそのようなものはあまりありませんが、しっかりこちらも自然由来95%以上のものを基準に選ぶと間違いないと思います。少し、ミルクタイプに比べて、水で薄めることもしないで、天然オイルのみで作られておりますので、少々高くはなりますが、汚れが落ちないと、加齢を加速されてしまいますので、ご自身のメイクによってしっかり使い分けていきましょう。

③ライフケア
●①②でケアした内容も、肌そのものの状態を継続的に改善していかなければ意味がなくなってしまいます。肌の健康を保つには、代謝の改善:ターンオーバーの周期が乱れないように、『睡眠不足』『ストレス解消』が大切です。その中でも、なかなか、睡眠時間も取れない方も多いと思います。そのような方は、まずは量より、質を上げる意識をしてみてはいかがでしょうか?

以前の睡眠の定説は、ゴールデンタイム(22時~2時)この間に成長ホルモンが活発に生成されるので、その時間での睡眠が推奨されておりましたが、最近の学説では、それよりも睡眠の質を上げるほうが重要とされてきたおります。

睡眠時間がなせ大切か?
外からの刺激によって肌は常に、ダメージを受けております。(紫外線や、大気汚染、PM2,5など)そのダメージを受けた肌を修復、ケアしていくのが睡眠している時間なのです。睡眠リズムが狂えば、肌のケア力が大きく低下してしまいます。睡眠不足そのものが大きなストレスとなって、自律神経系では、交換神経が優位になってきます。交感神経が優位になると男性ホルモンが大量分泌、肌のバリア機能が破錠して、皮脂分泌が増加し、ニキビなるということもあります。

ポイント:入眠から3~4時間がポイントです。いかに熟睡できるです。
そうすることにより成長ホルモンの分泌量が活性化されていきます。

理想的な入眠:
ベットに入る前の2~3時間に半身浴もしくは入浴
ここで体をあたためておきます。
そこから徐々に体温が下がってきますので、そのタイミングで眠りに入る。
人間は体温が下がると眠気を感じてきますので、そのタイミングで眠りにつくのが理想です。

なかなか睡眠時間がとらない方はまずは睡眠の質をあげていくようにするのはいかがでしょうか?

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